広島名物「路面電車」

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−世界遺産の街は「走る路面電車博物館の街」−

広島電鉄㈱は、明治43年に広島電気軌道㈱として設立以来、合併や分離を経て現在に至っている。昭和20年8月6日の原爆投下からの早期復旧は市民の大きな復興への原動力となった。その反面、バブル期などは都市が成長する際の開発の足かせになっていることも事実であることから、「そもそも広島に路面電車は必要か?」などと囁く市民も現れ路面電車は苦境に立たされることとなるが、今日ではEST(環境的に持続可能な交通)として全国的に注目を集めている。今後はLRTとして沿線のまちづくりとしての重責も担っている。また、同社車両は、「大正元年当時のレトロな車両」をはじめ、「高齢化社会や省エネルギーに対応した車両」その他、ドイツ・京都・神戸など各地から車両を買取り広島市内で営業運行している、いわゆる「走る路面電車博物館の街」とも言える。1日乗車券が大人600円、子供300円なので、広島市内をぶらぶらしたい観光客には人気のようだ。