山陽道 大野付近から見える看板、「残念さん」って何?

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山陽道大野付近を自動車で走行中に「残念さん」という看板が目に入ってくる。かなり昔から「これは何?」と思っていたので、実際に行ってみた。すると、なんと歴史的な史跡だった。案内看板によると、慶応2年7月9日、単騎で西に向かっている幕府軍の武士(丹後宮津藩士 依田伴蔵)がいた、これを見た長州軍は戦闘員と勘違いして狙撃した。後にこの武士は和平交渉のため軍使として長州軍営に赴く途中であったことがわかり長州軍は遺憾の意を表した。依田伴蔵は「和平ならずして残念」との声を残して死亡した。残念さん(残念社)は、村人が依田伴蔵の死を悼んで祭ったものである。