広島県福山市/坂本龍馬の宿泊所

562493_172416996221338_1049445904_n

慶応三年(1967年)四月二十四日から二十九日の五泊六日、坂本龍馬が宿泊した建物、広島県福山市鞆町『旧・桝屋清右衛門宅』が今も残っています。有名な『いろは丸事件』談判の舞台として鞆の浦に上陸した龍馬は『いろは丸』に衝突し沈没させた『紀州丸』所有の紀州藩一行を相手に、この宿泊所を拠点に六日間にわたって交渉を続けました。暗殺の危険もあったらしく、この建物の屋根裏部屋にも寝泊まりしていたとか。この屋根裏部屋は、ちかくの『いろは丸展示館』に復元展示されています。龍馬が京都で暗殺されるわずか七ヶ月前のことです。