吉田松陰 腰掛けの岩

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−残念さんのすぐそばに吉田松陰が腰掛けたという岩が−

山陽道大野付近から看板が見える残念社から30m~40m先に「吉田松陰 腰掛けの岩」と書かれた看板があった。看板によると、吉田松陰が江戸に護送される途中、この岩に腰をかけて、遥か故郷の島である大島を望みながら父母の恩愛に感謝し「この場こそ三県一望の地である」と故郷にも別れを告げた場所であると書かれている。現在は木が生茂り、腰掛け岩から海は望めないが、当時は、この岩からも宮島や、その先の島々が一望でき、絶景とも言える眺めだったに違いない。この岩がある場所は、東西を結ぶ当時の西国街道沿いにあり、西国街道で最も難所とされていた八坂峠にその岩はある。この八坂峠付近は難所とはいえ眼下には瀬戸内を望む絶景が広がり旅人は、この絶景で旅の疲れを癒したことだろう。
現在、西国街道は登山道のようなハイキングコースになっているので、すぐ下にある宮浜温泉で汗を流して帰るといいだろう。